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12/4(金)~12/6(月)で「大東初等学校校長杯 韓・日・中少年国際大会」に参加してきました。
今回は昨年よりも非常にレベルの高い大会となりました。出場チームは、ヴェジット(大阪)・ウジョンカップ選抜(大阪のチームから選抜・大久保FC富山県準優勝)・比屋根(沖縄ベスト4)・大東初等学校U12(韓国全国優勝)・大東初等学校U11(韓国全国優勝)・ 新甘井子小学校(中国全国優勝)・カンジンチュ小学校U12(中国ベスト32)の8チームで開催されました。
大東初等学校は全国優勝常連校でスペインのFCバルセロナに2名入団させている実績があり、スタイルもポゼッションサッカーでバルセロナメゾットを導入している素晴らしいチームです。小学校の校庭は人工芝で、サッカー部専用のロッカーやシャワー室も完備しています。また食事は栄養士付きでしっかり食事の管理もされ、朝練後・昼食・練習後に専用の食堂で食事をすることになっています。
さて当クラブの試合内容ですが、1試合目は大東初等U11。相手は5年生なのですが、当クラブの6年生より大きい子が半分以上いました。パススピードが速く、いや…速すぎです。綺麗に三角形を作られボールウォッチャーになった所で簡単に裏を突かれて前半1失点。後半開始後にまた1失点。しかし粘り強いプレイも多く見られ攻撃の形は何回か作ることができました。終了5分前、スルーパスから何とか綺麗な形で1点をもぎ取る事ができました。しかし惜しくも敗戦。
2試合目はヴェジット。ヴェジットは大阪ベスト8に入っているチームから6名助人を入れての参加なのでもの凄く強かったです。特に高槻FC(大阪3位)のFWは足が速い・背が大きい・からだが強い。その子にことごとくやられてしまい5失点。
中国の新甘井子小学校U12も、速い・大きい・強いでした。ヴェジット戦よりは攻撃の形も作れ、シュートまで行ける場面も数多くありましたが残念ながら得点することができませんでした。
結果は残念ながら予選リーグ敗退でした。しかしアジアトップレベルを実際に見て、肌で感じられた事は大きな財産となるはずです。特に大東初等学校U12は、FWの6年生の身長が190㎝もあり規格外でした。サイズだけでなく、中盤の2名は常に首を振り相手の逆をつくプレイが凄かったです。またパスのスピード・正確さなど、あんなすごいチームは初めて見ました。またドリブルのスピードも迫力があり、その中でも周囲を見て判断するプレイをしていました。この2名は中学ではフランス・スペインの1部リーグのチームに内定が決まっているそうです。
【楽しい食事】
サムゲタン・焼肉・キムチ
【韓国大東初等U12】
190㎝の選手
渉コーチよりでかい!!!!
【コーチとして感じた事】
コーチとして感じたことは、まず6年生で世界を意識して練習していることが凄いと感じました。またそれを子供に感じさせられる環境が整っていることがまた素晴らしいと感じました。韓国は、日韓ワールドカップ後から小学校の校庭を人工芝に変え、サッカーの普及に力を注いでいます。また大東初等学校の監督は欧州クラブとの関係が密で、韓国の小学生を世界へ送り出すパイプも持っています。
この韓国遠征は2年目になりますが、きっと来年は更に発展する大会になると思います。今回遠征前に子供達には、「この大会は誰が見ているか分からないよ」と伝えました。大きな大会になればなるほどJクラブやビッグクラブがスカウティングに来ます。毎年参加しているウジョンカップも優勝すれば世界大会に出場できますし、この韓国遠征も規模が大きくなれば色々なチャンスが出てきます。もちろんサッカー選手になることがすべてではありませんが、“心がわくわくする夢を持つこと”は子供達にとって重要だと私は思っています。努力をし続けることで夢がいずれ目標となり、そして実現をしていく。たとえその努力が実らなかったとしても、自分の経験となり、人生を豊かにしていく。
この様な素晴らしい経験の場を与えることができ本当に良かったと実感しています!!